こんにちは!
今回はテイルズシリーズの序盤戦闘曲についての持論を語る回です。怪文書だよ!
筆者は別にテイルズシリーズ全制覇してるわけでもないのでシリーズ全体について語っちまうのはどうかなとも思ったんですけど、まあ個人の感想だしいいだろと思って書いちゃいました。
プロの方が作るゲーム音楽って、ただかっこいいとかきれいなだけじゃないってことは皆さん感じてらっしゃると思います。
いいゲーム音楽って聞くとシーンが目の前に広がるような音色だったりメロディだったりになってるんですよ。ぴったりはまるんですよね。
例えば、リバースの通常戦闘曲のBattle organizationで考えてみましょう。
Battle organization知らないって方は、ザレイズ1部終章の洞窟ステージに行くなどして実際に聴きながら読んでくれると嬉しいですね。ザレイズブログなのでザレイズの力に頼っていくよ
まず音色。かなりクール寄りです。エレキギターやトランペットではなく、氷のきらめきを思わせる高音のシンセサイザーがメインですね。
リバースはいわゆる2Dテイルズなんですけど、発売順でいうとシンフォニアの次なんですよね。
つまり音源的にはシンフォニアのThe end of a thought(クラトスさんとの一騎討ちBGM)みたいなギターゴリゴリのBGMとか作れるんですよ。でもBattle organizationではあえてクールな音色を使っているわけですね。
The end of a thoughtは激アツの音色とは裏腹に抑えめのメロディになっていたり途中で三拍子になったりするので全編通して絶妙な静けさがあるという話は今回は割愛
次はBattle organizationのリズム隊についてなんですけど、これがかなり激しい。常に存在感を放っています。ロックのようなドラムですね。ドラムよりは目立たないんですけど、ベースも舞うように動き回っているんですよね。
このリズム隊の激しさとクールな音色が合わさって、内側から湧き上がるような熱さが感じられる不思議な曲になっています。メインのメロディもピークになるとアクセントが連続で乗ったり高い音がパーンと出たりするので盛り上がる時はほんとに盛り上がる曲なんですよね。
そろそろ何が言いたいかわかってきたころかと思います。
Battle organizationのきらめくような音色や秘められた熱さを感じられるドラムなどは、主人公ヴェイグちゃんの「クールな氷使いに見えてその内には熱い心を秘めている」というキャラ像そのものなんですよね。
Battle organizationはヴェイグちゃんが主人公の物語、テイルズオブリバースの戦闘曲としてこれ以上ないぐらいぴったりなんですよね。
せっかくだしザレイズの戦闘曲についても語りますね!1部の通常戦闘曲ことFAKE TO THE TRUTHのお話
疾走感あふれるロック調の熱い曲で、メインメロディにはシンセサイザーやストリングスや笛が使われています。
さっきから死ぬほどざっくりした楽器解説ですまない、あれらをなんと呼ぶのか私にはわからないんだ
エレキギターが元気に暴れている裏ではピアノもちっちゃく鳴ってますね。
全体的にはやや暗めなメロディですが明るさも感じられます。ジアビスのThe arrow was shotより心なしか暗いぐらいかな?
そもそもテイルズオブシリーズの戦闘曲で底抜けに明るい曲ってあんまりない
ティル・ナ・ノーグの危機的状況への不安やそれを解決しようとする強い意志が感じられる曲調でかっこいい。音が明るすぎないのも真面目で慎重なイクスらしくてGOOD
あとこれは完全にただのこじつけなんですけど、シンプルなメインメロディの流れも今改めて聴くと世界についてまだ何も知らないままそれでもがむしゃらに歴代メンバーに追いつこうと頑張っているような雰囲気が感じられますね。
もう一曲ぐらい語っときましょうか!イノセンスの剣を以って切り拓けなんていかがでしょうか
イノセンスは携帯機テイルズで、キャラの設定画もリカルド氏以外等身低めのかわいらしいデザインになってます。主人公のルカちゃまも前世の雄々しい姿からずいぶんとかわいくなってるね
剣を以って切り拓けは音色やメロディはかわいい系なんですけど、その後ろにはドラムやエレキギターが混ぜ込んであります。ベースパートも小気味よいですね。
ザレイズ2部2章で聴けるのはR版かな?
盛り上がりの緩急ががっつり付いていて、ここぞという時にはかっこよさや力強さを見せつけてくれるルカちゃまにぴったりの曲です。あまりにも合いすぎている
曲の雰囲気がきりりとまとまっているのも特徴。明るめでかわいい曲だけどのんきな曲ではないんですよね。
話がもうちょっと逸れるけど、イノセンスボス戦の剣を以って打ち砕けもすっごく世界観に合ってて大好きなんですよ。
出だしのところの不思議なリズムや伸びやかで力強い金管のメインメロディが、神話や前世が深く関わるイノセンスにふさわしい神秘的で壮大な曲を形作ってるんですよね。
後半の音の数が一気に少なくなるパートも存在感があってめちゃくちゃ好き
なんか色々脱線してしまいましたが、戦闘曲、特に序盤の通常戦闘曲はかなり主人公らしさを感じられるようになっているので、そんなふうなことを考えながら聴いてみると普段と違う楽しみ方ができておすすめです。
今回はここまでです!
最後までお付き合いいただきありがとうございましたm(_ _)m